医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 電カル情報、多施設で集積-阪大病院など19施設、製販後調査や創薬に活用可

電カル情報、多施設で集積-阪大病院など19施設、製販後調査や創薬に活用可

読了時間:約 2分49秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2019年02月20日 AM10:30


■広範データを低コスト収集

大阪大学病院は近く、関連病院を含めた計19施設の電子カルテデータから、前向き臨床研究に必要な症例情報を幅広く、効率的に収集するネットワークを本格的に稼働させる。医師らが電子カルテで診療内容を記録すると、同時に研究用の症例報告書(CRF)を作成できる仕組みを各病院に導入。CRFや各種画像、サンプル分析結果を匿名化して阪大病院のサーバーに自動的に集積し、解析できるシステムを構築した。今後は製薬企業にも幅広く活用してもらいたい考え。医療用医薬品の製造販売後調査や、臨床研究を通じて形作った各疾患の患者レジストリデータに基づく創薬研究など、様々な利用を見込んでいる。

組織の名称は「」()。現在は阪大病院のほか、、大阪府立急性期総合医療センター、大阪労災病院など15施設が参加。来月までに関西労災病院など4施設が新たに加わり、計19施設のネットワークになる予定だ。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【福岡厚労相が会見】ラグ・ロスの解消に意欲-官民一体で取り組む課題
  • 【安定確保策会議】承認書と相違44%で確認-後発品自主点検結果を公表
  • 【薬局団体連絡協議会】「リスト化で会員増」2割-地域薬剤師会の再編提言
  • 【消費者庁部会】紅麹問題でGMP指針改正-微生物原材料の食品対象
  • 【エーザイ】レカネマブ欧承認勧告-ApoEε4ホモ接合を除外