厚生労働省は18日、2017年度の保険医療機関と保険薬局の指導・監査等の実施状況を公表した。神戸市の1薬局が保険指定の取り消し相当処分となったものの、指定取り消しを受けた薬局はなく、保険薬剤師の登録取り消し処分となった薬剤師もいなかった。指導・監査による調剤報酬の返還額は約3億円で、前年度とほぼ同額だった。
調剤報酬に関わる個別指導を実施した保険薬局は1675件、薬剤師は2440人、新規個別指導を行った保険薬局は2356件、薬剤師は3323人、集団的個別指導を行った保険薬局は3827件、適時調査を行った保険薬局は1件、監査を行った保険薬局は8件、薬剤師は40人だった。