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次世代化合物ライブラリーを用いた創薬基盤技術の活用でHitGen社と契約締結-田辺三菱

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2018年12月13日 PM12:45

標的タンパク質に対する低分子医薬品を創製するバイオ製薬企業

田辺三菱製薬株式会社は12月11日、中国のHitGen, Ltd.()と創薬標的分子に対するシード化合物の探索に係る共同研究契約を締結したと発表した。

HitGen社は医薬品の標的タンパク質に対する低分子医薬品を創製するバイオ製薬企業。2012年に創業、中国成都市に本社を置き、米国にも支社を持つ。既に多くの製薬企業と協業実績があり、製薬企業と共に画期的な治療薬を生み出している。

DNAタグ付きライブラリーでシード化合物のヒット率向上狙う

HitGen社は、3000億種類以上の化合物から構成される次世代化合物ライブラリー(DNAタグ付きライブラリー)を構築。この化合物ライブラリーは、DNAエンコーデッドライブラリー()とも呼ばれる構造多様性を持ち、化合物に目印となるデオキシリボ核酸()のタグを付けるという独自の技術を用いている。

このDNAタグ付きライブラリーを用いると、広範な化学品の分析とスクリーニングが可能になり、田辺三菱が狙う新薬の種となるシード化合物のヒット率を向上させ、探索期間を短縮することが期待できるという。これにより、田辺三菱製薬は研究パイプラインの早期拡充をめざすとしている。

今回の契約締結により、HitGen社は前述の技術を用いて、田辺三菱が提供する複数の創薬標的タンパク質に対するシード化合物の探索を実施。田辺三菱はその対価として、研究コストの一部とマイルストンの支払いを行う。なお、経済条件の詳細については開示しないとしている。

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