■来年3月に中間まとめ
厚生科学審議会臨床研究部会は5日、臨床研究・治験活性化の方向性について議論を開始した。「臨床研究・治験活性化5カ年計画2012」の総括を受け、積み残しの課題を改めて整理。人材確保と育成、小児疾患・難病等の開発が進みにくい分野の臨床研究の促進が不十分として、同部会として来年3月に一定の考え方を中間的にまとめる。この日の部会では、研究支援人材としてのCRCの定着に言及が相次ぎ、「CRCが活躍できる環境整備が必要」などの意見が出た。
昨年10月の部会では、臨床研究・治験活性化5カ年計画2012を総括。同計画について活性化策の集大成と位置づけ、今後は随時検討していくことを確認した。ただ、現時点で国の活性化策が存在しないことから、改めて今後の臨床研究・治験活性化の方向性をまとめることにした。