医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > テクノロジー > リアルタイムCGM「ガーディアン コネクトシステム」を提供開始-メドトロニック

リアルタイムCGM「ガーディアン コネクトシステム」を提供開始-メドトロニック

読了時間:約 1分13秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2018年12月05日 PM12:30

モバイル機器上でグルコース変動をリアルタイムに確認

日本メドトロニック株式会社は12月3日、持続グルコースモニタリング(CGM)システム「ガーディアン(TM)コネクトシステム」の販売を開始したと発表した。


画像はリリースより

ガーディアンコネクトシステムは、患者が普段使用しているモバイル機器上で、グルコース変動をいつでも確認することができるもの。また、予測アラート通知機能により、高血糖や低血糖に至る可能性がある場合に、いち早く糖尿病患者へ知らせることで、早めの対応を促すことが期待されている。

CGMシステムとしては日本で初、SMSによるアラート通知が可能に

さらにガーディアンコネクトシステムは、CGMシステムとして日本で初めて、SMSテキストメッセージによるアラート通知が可能で、糖尿病患者の家族や医療従事者も、インターネットに接続されているモバイル機器を通じて、糖尿病患者の高グルコースおよび低グルコースのアラート通知を受け取ることができる。また、ガーディアンコネクトシステムから「(TM)(ケアリンク)」糖尿病管理ソフトウェアへ定期的にデータをアップロードする機能を利用することにより、インスリン治療を受ける糖尿病患者と医療従事者のデータの共有に伴う負担を軽減する。

CGMシステムを使用するには、小型のセンサを腹部などの皮下に挿入。小型の測定器をセンサに接続し、間質液中のグルコース濃度を測定する(1日最大288回)。測定値は、モバイル機器へ5分ごとに送信。あらかじめ設定した上・下限値に達する最大60分前までに、アラートで通知されるように設定することが可能だ。

ガーディアンコネクトアプリは、iOSデバイス用に提供。Android対応のアプリも現在開発中で、今後、提供を予定している。現在、ガーディアンコネクトシステムは、米国、ヨーロッパ諸国、オーストラリア、チリ、シンガポール、韓国で販売されている。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 テクノロジー

  • FACEDUO「認知症ケア支援VR」発売-大塚製薬ほか
  • モバイル筋肉専用超音波測定装置を開発、CTのように広範囲描出可能-長寿研ほか
  • ヒトがアンドロイドの「心」を読み取り、動きにつられることを発見-理研
  • 生活習慣病の遺伝的リスクと予防効果の関係、PRS×AIで評価-京大ほか
  • 精神的フレイル予防・回復支援「脳トレシステム」開発-愛知産業大ほか