■五日市記念病院で試行
五日市記念病院(広島市)の臨床薬剤科は今年4月から、病院薬剤師のさらなる職能発揮を目的にパートナー(薬剤助手)の活用を試行している。薬剤管理指導業務に同行してもらい、薬剤師と患者の会話をその場でパソコンを使ってメモすることなど、クラーク的な事務作業を委託。業務の効率化につながり、薬剤管理指導業務に要する時間を試行前に比べて短縮できた。同業務の算定件数も大幅に伸びたという。
同院臨床薬剤科は以前から数人のパートナーを雇用。伝票整理や薬の取り揃えなどの業務を担当してもらっていた。こうした中、「薬剤師の病棟業務には事務作業が多い。本来の業務に時間を割くために、パートナーの積極的な活用を考えた」(荒川隆之臨床薬剤科長)。薬剤部門内だけでなく、病棟業務にもパートナーを活用するため試行を開始した。