医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【新六者懇】6年制教育、「質」懸念の声相次ぐ-定員含め総合的検討が必要

【新六者懇】6年制教育、「質」懸念の声相次ぐ-定員含め総合的検討が必要

読了時間:約 1分54秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2018年11月30日 AM10:30

6年制に伴う薬剤師養成のあり方などをめぐって関係者が意見を交わす「新薬剤師養成問題懇談会」(新六者懇)は28日、実務実習の充実に向けた方策や、6年制教育が抱える課題などについて議論した。出席者からは、留年も卒業延期もせずに6年間で薬学部を卒業して国家試験に「ストレート合格」する学生の割合が4年制の時に比べて減っている現状や、入学時から国試対策に追われる大学が少なくない実情などを踏まえ、6年制薬学教育の質を懸念する声が相次いだ。

厚生労働省医薬・生活衛生局総務課の安川孝志薬事企画官は、今年2月に実施した薬剤師国試の結果や、厚生科学審議会・医薬品医療機器制度部会での薬機法見直しに向けた議論の経過を説明した後、18歳人口が今後、さらに減っていく中で、「現在の薬学部の定員が1万1000人、薬剤師国試の合格者がここ数年で9000人を超えていることをどう考えるか」を「関係者の共通の課題」に挙げた。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【薬局団体連絡協議会】「リスト化で会員増」2割-地域薬剤師会の再編提言
  • 【消費者庁部会】紅麹問題でGMP指針改正-微生物原材料の食品対象
  • 【エーザイ】レカネマブ欧承認勧告-ApoEε4ホモ接合を除外
  • 【日病薬中四国ブロック会議】動き出す薬剤師出向計画‐アウトカム意識が重要に
  • 【財政審】中間年改定は全品目実施を-スイッチOTC推進促す