医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【医療薬学会】入退院支援、薬剤師の介入必須-円滑な患者地域移行がカギ

【医療薬学会】入退院支援、薬剤師の介入必須-円滑な患者地域移行がカギ

読了時間:約 2分32秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2018年11月28日 AM10:30


■「入院時加算」も追い風に

地域包括ケアシステムの完成に向け、入院前から退院後までスムーズな患者支援が求められる中、事前に薬剤師が持参薬を確認して薬に関連した手術中止を回避するなど、薬剤師の早期介入が欠かせなくなっている。2018年度診療報酬改定では、入院を予定している患者への服薬中の薬の確認などを評価する「入院時支援加算」が新設され、入退院支援を一層強化していく流れを後押しする格好となった。23日に神戸市内で開かれた日本医療薬学会年会では、患者の入退院支援を積極的に行ってきた医療機関の取り組みが紹介され、薬剤師が専門性を発揮して介入を行う必要性を共有。加算目的ではなく、患者が住み慣れた地域で生活するための体制作りに加算を活かすようクギを刺す声も出た。

入院時支援加算は、入院を予定している患者に入院前の外来で入院中に行われる治療の説明や服薬中の薬の確認などを実施し、支援を行った場合の評価として新設され、退院時に1回200点を算定できることになった。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【薬局団体連絡協議会】「リスト化で会員増」2割-地域薬剤師会の再編提言
  • 【消費者庁部会】紅麹問題でGMP指針改正-微生物原材料の食品対象
  • 【エーザイ】レカネマブ欧承認勧告-ApoEε4ホモ接合を除外
  • 【日病薬中四国ブロック会議】動き出す薬剤師出向計画‐アウトカム意識が重要に
  • 【財政審】中間年改定は全品目実施を-スイッチOTC推進促す