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【実機レビュー】排泄タイミングを目盛り表示で確認できるヘルスケア家電を12月に発売-リリアム大塚

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2018年11月20日 PM12:00

先行品よりやや高価も、複数人に使用できる利便性が強み

大塚グループの株式会社リリアム大塚は、膀胱の位置に超音波を当てることで、排泄タイミングを目盛り表示で確認できるヘルスケア家電「」を12月に新発売することを発表した。メーカー希望小売価格は90,000円。大塚製薬の通販サイト「オオツカ・プラスワン」にて、予約・販売を行う。同社は2015年から、同様のメカニズムで膀胱内尿量を経時的に測定できる医療機器「」を販売している。


画像は同社HPより

同様の一般向け排泄予測デバイスは、トリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社が6月に個人向け排尿予測デバイス「DFree Personal」を49,800円で販売しているが、リリアム大塚の白﨑社長は11月15日に行われた発表会で「介護施設などで、複数の方に対しての使用を想定しており、棲み分けは可能」と語った。

同発表会では、老年看護が専門の大阪大学大学院医学系研究科、浅香山病院の山川みやえ氏が、認知症者の排尿ケアの難しさについて講演。「行動・精神症状によって目立たない」「(排泄は)隠したい現象。施設や病院ではオープンすぎる」とケアの”落とし穴”を紹介。適切な支援の必要性を訴えた。

【実機レビュー】短時間かつ分かりやすい表示。ただし、測定それ自体が尿意を誘発する可能性も?

QLifePro編集部記者が、同発表会で実際に「リリアムスポット」による尿量測定をおこなってみた。恥骨の部分に軽く置くくらいの力加減で、約20秒の短時間で測定完了。4つの目盛りを含む5段階で尿量を表すなど、思った以上に簡便にそして短時間で測定することができた。検診などで体験した他の超音波診断装置のイメージから、どうしても強く押し当ててしまい、本体底面に塗るジェルの冷たさや恥骨部分を外気に晒していることも相まって、測定することそれ自体が尿意を促す場合もあるかも、と感じた。同社担当者によると「強く押し当てなくても良い、などの使用方法は、紙資材だけでなく動画などでも説明していきたい」とのこと。

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