AEDの自己診断記録をワイヤレス通信でアップロード
日本ストライカー株式会社は11月6日、自動体外式除細動器(AED)の遠隔モニタリングを可能とする外付け通信機器「HeartSineゲートウェイ」を2018年11月7日より販売開始したと発表した。
画像はリリースより
ゲートウェイは、同社のAED「サマリタン(TM)PAD」シリーズに接続し、ワイヤレス通信を使用してAED本体の自己診断記録を行う。その結果は、専用クラウドサービス「LIFELINKセントラル」へと定期的にアップロードされる。これにより、AED設置管理者が日常行うべきとされるAEDの自己診断結果の確認や、消耗品の有効期限管理をサポートするという。
全国に約60万台、設置管理者の“諸問題”を解決する手助けに
ゲートウェイは、専用アプリケーションで容易にセットアップ可能で、AED本体のバッテリを使用せず自身で動作する。AED本体とは独立してゲートウェイ自身の待機状態も監視し、何らかの異常が発生した場合にはクラウド経由で予め設定しておいた連絡先にアラートを送信する。
日本においては、一般市民が使えるようになった2004年以降、AEDは急速に普及。これまでに全国で約60万台近くの設置が報告されている。ストライカー米国本社のAED事業統括ゼネラルマネジャーRyan Landon氏は、「設置管理者が実際に直面する可能性のある、消耗品の有効期限切れや万が一の装置故障等の諸問題を解決する手助けとなるので、突然の心停止に備えていつでもAEDを使用できるように準備をしておく事が容易になります」と述べている。なお、同製品は、2018年11月7日~9日に開催の第3回関西オフィス防災EXPOに出品される。
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