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医療研修向けVRサービスを共同開発-ジョンソン・エンド・ジョンソンとジョリーグッド

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2018年11月07日 AM11:00

第一弾は不整脈治療のカテーテル手術をVR化

ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社メディカル カンパニーと株式会社ジョリーグッドは11月5日、医療研修バーチャル・リアリティ()の共同開発を実施すると発表した。


画像はリリースより

ジョリーグッドは、VRと人工知能()による人材育成ソリューションを開発するテクノロジーカンパニー。医療研修VRは、同社が提供する人材育成ソリューション「」(グルジョブ・ブイアール)を、医療従事者向けに開発したもの。その第一弾として、不整脈の一種である心房細動の名医による手技をVR化したという。

不整脈の一種である心房細動は、脳梗塞をはじめとした合併症を併発するリスクもあることから、早期診断と治療が必要とされる。その治療法のひとつである「カテーテルアブレーション治療」は、治療時間の短さや傷の小ささから患者への負担も軽く、一回の治療で治せる可能性がある治療法だ。しかし、実際の治療の現場は、限られた人数しか見学ができないため、名医の技術を伝えることが難しいとされ、医療現場での手技の浸透に時間を要することが課題となっていた。

手術の現場を360度映像化、臨場感のある医療研修が可能に

今回、不整脈の診断および治療を支援する機器「(R)3」(カルトスリー)を用いて、実際のカテーテルアブレーション治療を高精度360度カメラで撮影。主に手術室のスペースの都合から、医師の見学人数に上限がある手術の現場を360度映像化することで、遠方の医療機関でも、実際の治療の現場にいるような臨場感がある医療研修を可能にした。

この医療研修VRでは、実際の治療を行う医師と同じ視点で手術を体験することができ、名医が監修する解説とともに手技を学ぶことができる。それにより医師の技術向上だけではなく、研修にかかるコストや時間の軽減が可能となる。両社は今後も、さまざまな医療の現場を高精度VR化し、医療業界におけるVR研修、技能実習への活用を共同で研究開発していくとしている。(遠藤るりこ)

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