医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 武田は通期最終増益に見直し-国内製薬大手19年3月期中間決算

武田は通期最終増益に見直し-国内製薬大手19年3月期中間決算

読了時間:約 2分10秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2018年11月05日 AM10:15


■薬価改定も3社が上方修正

国内製薬大手4社の2019年3月期中間決算が出揃った。アステラス製薬とエーザイは増収増益、武田薬品も特殊要因がなければ増収となり、」の特許切れで業績の底にある第一三共を除いた3社が、通期売上・利益予想の上方修正を行った。武田は最終減益から一転して増益、アステラスは減収から横ばいへと期初予想を見直した。両社の海外売上比率は70%水準に達しており、国内で薬価制度の抜本的改革が実施される中、想定よりも健闘した。

表:国内製薬大手4社の2019年3月期中間決算(単位:百万円、▲はマイナス)

武田は、抗癌剤「」の物質特許満了による売上減や武田テバへの長期収載品の売却による影響で0.1%の減収となったが、特殊・外部要因を除いた実質ベースでは4%増収となった。薬価改定が行われた日本においても実質で4%増、米国で6%増、欧州・カナダで6%増、新興国で2%増と全ての地域で増収となった。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【東海大グループ】日常診療に漢方処方87%‐医師半数「証」考慮せず
  • 【文科省審議会】加計学園は定員割れ改善を-千葉科学大薬の現状指摘
  • 【NPhA調査】「在宅24回以上」が壁に-地域支援加算の施設基準
  • 【厚労省】ドラッグロスの78品目公表-開発困難事情など連絡を
  • 【厚労省】条件付承認「積極検討を」-通知一部改正で活用促す