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【厚労省】不正請求等で1人免許取消-薬剤師10人を行政処分

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2018年11月05日 AM10:30

厚生労働省は2日、医道審議会薬剤師分科会薬剤師倫理部会の答申を受け、薬剤師10人を行政処分する。薬剤師免許の取り消しが1人で、2カ月~2年間の業務停止が7人。戒告は2人だった。処分の発効は16日からとなる。医師の処方箋がないにもかかわらず、医療用医薬品を不正に販売した上、調剤報酬の不正請求を行った薬剤師は免許取り消しの処分となった。処方箋なしの不正販売を行ったウエルシア薬局ユーカリが丘店」(千葉県佐倉市)の管理薬剤師は、業務停止1年間だった。

処分対象者は以下の通り。

▽原田勝彌(73歳・岡山県倉敷市):医師の処方箋が必要な医薬品の不正販売、調剤報酬の不正請求などにより、「薬機法違反、詐欺」で17年12月27日に刑が確定した。免許停止。

▽木川智勝(31歳・千葉県成田市):医師の処方箋が必要な医薬品の不正販売などにより、「、麻薬及び向精神薬取締法違反」で今年6月2日に刑が確定した。業務停止1年間。

▽及川慶孝(77歳・北海道恵庭市):ひき逃げなどにより、「過失運転致傷および道路交通法違反」で2017年8月2日に刑が確定した。業務停止2カ月。

▽橋場邦雄(60歳・北海道江別市):酒気帯び運転事故などにより、「道路交通法違反、過失運転致傷」で今年2月22日に刑が確定した。業務停止2カ月。

▽山崎真紀子(45歳・静岡県賀茂郡):自動車の操作ミスにより、「過失運転致死」で今年1月9日に刑が確定した。戒告。

▽吉川敢(46歳・福岡県粕屋郡):児童買春や酒気帯び運転などにより、「児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰および児童の保護等に関する法律違反、道路交通法違反」で今年3月24日に刑が確定した。業務停止4カ月。

▽榊原忠昭(69歳・大阪府大阪市):勤務先する病院の医薬品横流しなどにより、「業務上横領」で17年3月29日に刑が確定した。業務停止2年間。

▽石川賢悟(34歳・神奈川県海老名市):勤務先する病院の医薬品横流しなどにより、「業務上横領」で17年12月26日に刑が確定した。業務停止2年間。

▽堀田井良史(33歳・秋田県秋田市):著作権者に無断で漫画などをインターネット上にアップロードし、利用者が閲覧できるようにしたことなどにより、「著作権法違反」で17年12月23日に刑が確定した。業務停止3カ月。

▽柴田友徳(38歳・神奈川県横浜市):東京都内の事業所に、不正に入手したセキュリティーカードを使用して侵入するなどしたことにより、「建造物侵入、不正アクセス行為の禁止等に関する法律違反」で今年2月22日に刑が確定した。戒告。

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