■17年度衛生行政報告
厚生労働省は25日、2017年度の衛生行政報告例の結果をまとめ公表した。17年度末時点の薬局数は5万9138カ所と、前年度より460カ所(0.8%)増加したことが分かった。前年度に続いて薬局数の増加傾向が続いている。
人口10万人当たりの薬局数は46.7カ所で、前年度に比べて0.5カ所多かった。
都道府県別に人口10万人対薬局数の推移を見ると、最も多かったのが佐賀県の63.6カ所で、4年連続最多となった。次いで山口県の58.6カ所、広島県の57カ所、福岡県の56.6カ所で、前年度から順位の変化はなく、西日本で多い傾向も同様だった。
一方、最も少なかったのは福井県の37.4カ所で、埼玉県の38.7カ所、千葉県の38.9カ所、沖縄県の39.6カ所、奈良県の40.1カ所が続いた。
都道府県別の薬局数で、前年度より高い増加率を示したのは、京都府が最も高く6.3%で、2位以下の2倍以上の伸び率となった。次いで、千葉県、石川県、山梨県、大分県の2.3%、奈良県の2.1%の順となっている。
前年度と比べて伸び率がやや高くなっている。地域別でも西日本に多い傾向にあった前年度に対して、関東、北陸地域と幅広い地域で増加傾向が確認された。
また、増減数を見ると、前年度より最も薬局数が増えたのは京都府の65カ所で、次いで千葉県の55カ所、大阪府の46カ所、愛知県の43カ所、東京都の42カ所の順だった。