医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【医療保険部会】高額薬の保険適用外に懸念-「開発意欲削ぐ」と反対論

【医療保険部会】高額薬の保険適用外に懸念-「開発意欲削ぐ」と反対論

読了時間:約 1分14秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2018年10月12日 AM10:30

厚生労働省の社会保障審議会医療保険部会は10日、近く登場が予想されるCAR-T細胞治療薬など、高額な新薬の保険収載の考え方をめぐり改めて議論した。6月に閣議決定された骨太方針に費用対効果等の経済性評価、保険外併用療養の活用の検討が明記されたことを受けたもの。委員からは「保険適用外とすることで製薬企業の開発意欲が削がれるのは問題」とイノベーションへの悪影響を懸念する声が相次いだ。

既に4月の部会でも高額薬剤への対応を議論し、保険適用外とする取り扱いに反対意見が相次ぎ、皆保険制度を堅持しながら費用対効果評価の導入などの努力をしていく方向で意見の一致を見ていたが、この日の議論でも高額薬剤を保険適用外とすることには「製薬企業の開発意欲を削ぐ」と反対意見が相次いだ。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【薬局団体連絡協議会】「リスト化で会員増」2割-地域薬剤師会の再編提言
  • 【消費者庁部会】紅麹問題でGMP指針改正-微生物原材料の食品対象
  • 【エーザイ】レカネマブ欧承認勧告-ApoEε4ホモ接合を除外
  • 【日病薬中四国ブロック会議】動き出す薬剤師出向計画‐アウトカム意識が重要に
  • 【財政審】中間年改定は全品目実施を-スイッチOTC推進促す