医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > 非ペプチド型経口GLP-1受容体作動薬OWL833のライセンス契約を締結-中外とイーライリリー

非ペプチド型経口GLP-1受容体作動薬OWL833のライセンス契約を締結-中外とイーライリリー

読了時間:約 45秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2018年10月01日 AM11:30

中外が創製した2型糖尿病の治療薬

中外製薬株式会社と米イーライリリー社は9月27日、非ペプチド型経口GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)受容体作動薬「」に関するライセンス契約を締結したことを発表した。

OWL833は中外製薬により創製された2型糖尿病の治療薬。今後、イーライリリーによって第1相臨床試験が開始される予定。

全世界の開発権および販売権をイーライリリーが取得

今回の契約により、イーライリリーはOWL833に関する全世界の開発権および販売権を取得。中外製薬はイーライリリーより5000万米ドルの契約一時金を受け取り、今後の開発の進捗度合いに応じて追加の支払いを受け取ることになる。また、上市後には、中外製薬はさらに売上額に応じたロイヤルティを受け取る。

同契約による中外製薬の2018年12月期業績予想の変更はない。また、契約は米国会計基準()に基づいたイーライリリーの業績および業績予想に反映されることになるが、通常の取引完了条件を満たすことが条件。同契約による、2018年度のイーライリリーの非GAAPによる1株当たり利益()予想に変更が生じることはない。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • 2025年1月より社長交代で新たな体制へ‐アレクシオンファーマ
  • ミリキズマブの炎症性腸疾患に対する長期持続的有効・安全性データを公開-リリー
  • 転移性尿路上皮がん、一次治療における新たな選択肢への期待
  • 心臓ロボット手術用の部位を見やすく展開するプレートを開発-大阪公立大
  • 新たにオンコロジー領域に注力し「2031年までに年平均成長率8%を目指す」‐GSK