医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > B型肝炎ワクチンビームゲン注、供給再開6か月程度-KMバイオロジクス

B型肝炎ワクチンビームゲン注、供給再開6か月程度-KMバイオロジクス

読了時間:約 56秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2018年09月03日 AM11:30

熊本地震でビームゲン製造棟が被害

KMバイオロジクス株式会社は8月30日、組換え沈降B型肝炎ワクチン「ビームゲン注 0.25mL/0.5mL」の供給について、新製造棟での製造・供給開始には、現時点から6か月程度を要することが明らかになったと発表した。

同社では、熊本地震によるビームゲン製造棟の被害が大きかったため、今年春頃の新製造棟での製造・供給開始を目指して準備を進めていた。しかし、製造・供給再開には、現時点から6か月程度を要することが明らかになったため、販売元であるアステラス製薬株式会社の在庫消尽をもって、一定期間、供給できない状況となることが見込まれるとしている。

ビームゲン入手困難時にはヘプタバックス-IIの使用を

8月27日時点における各規格の在庫状況は、ビームゲン注 0.25mLが、市場在庫(アステラス在庫+特約店在庫)として現在の使用量の2か月程度、同0.5mLが、市場在庫として現在の使用量の5か月程度を有しているという。今後、同0.25mLが入手困難な場合には、同0.5mLの代替使用を検討するよう呼びかけている。

また、ビームゲン注 0.25mL/0.5mL両規格共に入手困難な場合には、同種同効薬である「-II」の使用を検討してほしいとしている。なお、ビームゲン注 0.25mL/0.5mLとヘプタバックス-IIを合わせたB型肝炎ワクチン全体としては、安定供給可能な見通しであるという。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • 新たにオンコロジー領域に注力し「2031年までに年平均成長率8%を目指す」‐GSK
  • シベプレンリマブ、IgA腎症P3試験で主要評価項目を達成-大塚製薬
  • チルゼパチド、肥満症の日本人対象P3試験で有意な体重減少効果-リリー
  • エブリスディ2年データ、SMA小児の多くが独立歩行可能となったことを示す-ロシュ
  • 点滴ライン整理用の「カラフルホルダー」開発、ワンタッチで長さ調節可-東北大ほか