厚生労働省は21日、中外製薬の「タミフル」(一般名:オセルタミビル)など抗インフルエンザウイルス薬7品目について、添付文書の「使用上の注意」を改訂するよう製造販売業者に要請した。タミフルの警告欄から10代の使用差し控えの記載を削除し、投与を再開できるようになる。異常行動に対する注意喚起についても、整合性を図るため他の抗インフルエンザ薬と内容を統一した上で、重要な基本的注意の項に記載する。
今回の改訂対象となる抗インフルエンザ薬は、タミフルのほか、「シンメトレル」(アマンタジン)、「リレンザ」(ザナミビル)、「イナビル」(ラニナミビル)、「ゾフルーザ」(バロキサビル)、「アビガン」(ファビピラビル)、「ラピアクタ」(ペラミビル)の計7品目。