医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【日薬】OTC薬販売体制の改善で各県に通知発出へ

【日薬】OTC薬販売体制の改善で各県に通知発出へ

読了時間:約 55秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2018年08月08日 AM10:30

日本薬剤師会の山本信夫会長は3日の定例会見で、一般用医薬品販売ルールの遵守状況改善に向け、「何らかの通知を出そうと検討している」ことを明らかにした。

山本会長

厚生労働省が1日に開いた「医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議」で、濫用などの恐れがあるため、販売数量が限定されている医薬品を「質問されずに購入できた」薬局の割合が36.6%に上った「一般用医薬品販売制度実態把握調査」(覆面調査)の結果が問題視されたことを受けた対応。

同会議では、委員から、「3人に1人が複数購入できることに懸念を感じた」「36.6%という数字を下げていく必要がある」など、薬局の販売体制を不安視する声が上がり、(PPI)のスイッチ化が見送られてしまった。

山本氏は、「現状として良くないのは間違いない」との認識を示した上で、「できれば100%が望ましい」ことから、通知を発出して「数字を上げていくことを各県に指示する」と強調した。

具体的な時期については、「お盆前に出せればと思っている」との考えを示した。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【PMDA】コロナ薬投与で注意喚起-妊娠可能性ある女性に
  • 【薬価部会】不採算品再算定、対象絞り込みを-25年度中間年改定
  • 【厚労省調査】敷地内薬局、専門連携の1割-処方箋集中率は93.1%
  • 【臨試協調査】外資が日本を第I相拠点に-国内実施のメリット認識か
  • 【NPhA】半数以上が後発品を選択-長期品選定療養に一定効果