厚生労働省は、西日本を中心とした記録的な豪雨に関する13日時点の被害状況を公表した。薬局の床上浸水、床下浸水等の被害は209軒とさらに拡大。広島県では呉市内、岡山県では倉敷市内で11日からモバイルファーマシー(MP:災害対策医薬品供給車両)1台が活動を始めている。
13日時点で浸水被害の発生が確認されたのは、広島県、岡山県、愛媛県、京都府、福岡県、山口県、兵庫県、高知県の209薬局。甚大な被害を受けた岡山県では、新たに津山市で2軒の薬局が床上浸水の被害を受けたが、詳細は不明。また、高梁市の薬局1軒が開局できない状況にある。
京都府では、開局できていなかった福知山市の1薬局が営業を再開したものの、新たに南丹市の1薬局が床上浸水の被害で開局できていない。福岡県では、床下浸水等の被害が48軒に増えたが、営業はしている。床上浸水の被害も24軒と増え、開局できていない薬局も3軒に増えている。
被災地の支援活動としては、愛媛県薬剤師会が11日から、他の医療職と大洲地区の避難所や医療機関の巡回を開始。広島県では、呉市内でMP1台が活動中であり、岡山県でも倉敷市内でMP1台が活動中の状況にある。