厚生労働省は21日、医療給付の受給者に関する調剤行為の内容などをまとめた2017年「社会医療診療行為別統計」の結果を公表した。薬局調剤では、1件当たり点数、受付1回当たり点数共に前年より総数が増加。調剤行為別でも、薬剤料、調剤技術料、薬学管理料が前年より増えた。医科の入院外における院外処方率は74.8%で、前年に比べて0.9ポイント上昇した。厚労省は「診療報酬改定の影響が一段落したことと社会保障費の自然増が要因ではないか」と分析している。
調査は、昨年6月審査分として審査決定された医療保険制度の診療報酬明細書と調剤報酬明細書のうち、レセプト情報・特定健診等情報データベース(NDB)に蓄積されている全数集計を対象としたもの。