中央社会保険医療協議会は20日の総会で、2018年度に実施する薬価調査案を了承した。19年10月に予定されている消費税率10%への引き上げに対応するためのもの。医療機関や薬局などの「購入サイド調査」では、データの正確性を確保するため、従来の調査に加えて、医薬品購入先の卸売販売業者の営業所名なども把握する。
薬価は、市場実勢価格を踏まえ、消費税増税分の上乗せを行う措置が必要になるため、18年度中の1カ月間の取引分を対象に薬価調査を行うこととなった。なお、17年度薬価調査は、17年9月取引分を対象として同年10~11月1日までの間に実施している。