医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > オート・インジェクター製剤「ヒュミラ皮下注ペン」を発売−アッヴィら

オート・インジェクター製剤「ヒュミラ皮下注ペン」を発売−アッヴィら

読了時間:約 56秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2018年06月13日 PM12:15

自己注射時の操作の手間と負担を軽減

アッヴィ合同会社とエーザイ株式会社、EAファーマ株式会社は6月11日、ヒト型抗ヒトTNFαモノクローナル抗体「(R)」(一般名:アダリムマブ<遺伝子組換え>)のオート・インジェクター製剤「ヒュミラ皮下注40mgペン0.4mL」、および「ヒュミラ皮下注80mgペン0.8mL」について、5月30日に薬価基準に収載されたことを受け発売を開始したと発表した。


画像はリリースより

同製剤は、自己注射時の患者による操作の手間と負担の軽減を目的に開発されたもの。握力が弱い患者の手にもフィットしやすいように膨らみをもたせたペン型ボディーで、投与前に針が出ないようにするロック機能を備えるとともに、針先を見ることなく投与できる設計となっている。

全薬液を約10秒で自動注入。開始と終了を知らせる機能も

また、注射部位に押し当てて作動ボタンを押すだけで、約10秒で全薬液が自動的に注入されるオート・インジェクト・システムに加えて、注射の開始と終了を音で知らせる機能と確認窓を搭載。なお、同製剤は、既存のプレフィルドシリンジ製剤と同じ薬液が充填されている。

ヒュミラは、世界初のヒト型抗ヒトTNFαモノクローナル抗体製剤。関節リウマチをはじめとする自己免疫疾患の炎症反応に関わる中心的なタンパク質であるTNFα(腫瘍壊死因子α)を中和することで作用を発揮し、すでに100か国以上で100万人の患者に使用されている。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • 2025年1月より社長交代で新たな体制へ‐アレクシオンファーマ
  • ミリキズマブの炎症性腸疾患に対する長期持続的有効・安全性データを公開-リリー
  • 転移性尿路上皮がん、一次治療における新たな選択肢への期待
  • 心臓ロボット手術用の部位を見やすく展開するプレートを開発-大阪公立大
  • 新たにオンコロジー領域に注力し「2031年までに年平均成長率8%を目指す」‐GSK