自己注射時の操作の手間と負担を軽減
アッヴィ合同会社とエーザイ株式会社、EAファーマ株式会社は6月11日、ヒト型抗ヒトTNFαモノクローナル抗体「ヒュミラ(R)」(一般名:アダリムマブ<遺伝子組換え>)のオート・インジェクター製剤「ヒュミラ皮下注40mgペン0.4mL」、および「ヒュミラ皮下注80mgペン0.8mL」について、5月30日に薬価基準に収載されたことを受け発売を開始したと発表した。
画像はリリースより
同製剤は、自己注射時の患者による操作の手間と負担の軽減を目的に開発されたもの。握力が弱い患者の手にもフィットしやすいように膨らみをもたせたペン型ボディーで、投与前に針が出ないようにするロック機能を備えるとともに、針先を見ることなく投与できる設計となっている。
全薬液を約10秒で自動注入。開始と終了を知らせる機能も
また、注射部位に押し当てて作動ボタンを押すだけで、約10秒で全薬液が自動的に注入されるオート・インジェクト・システムに加えて、注射の開始と終了を音で知らせる機能と確認窓を搭載。なお、同製剤は、既存のプレフィルドシリンジ製剤と同じ薬液が充填されている。
ヒュミラは、世界初のヒト型抗ヒトTNFαモノクローナル抗体製剤。関節リウマチをはじめとする自己免疫疾患の炎症反応に関わる中心的なタンパク質であるTNFα(腫瘍壊死因子α)を中和することで作用を発揮し、すでに100か国以上で100万人の患者に使用されている。
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・アッヴィ合同会社 プレスリリース