DPP-4阻害剤ジャヌビアとSGLT2阻害剤スーグラの配合剤
MSD株式会社とアステラス製薬株式会社は5月22日、両社で共同開発を行ったDPP-4阻害剤シタグリプチンリン酸塩水和物(製品名:ジャヌビア(R)錠)とSGLT2阻害剤イプラグリフロジンL-プロリン(製品名:スーグラ(R)錠)の配合剤である2型糖尿病治療剤「スージャヌ(R)配合錠」を発売したことを発表した。
画像はリリースより
スージャヌ配合錠は、MSDが製造販売する日本初の選択的DPP-4阻害剤ジャヌビア錠と、アステラス製薬が製造販売する日本初の選択的SGLT2阻害剤スーグラ錠の有効成分を配合した、1日1回1錠の経口剤。今回、2型糖尿病(ただし、シタグリプチンリン酸塩水和物及びイプラグリフロジンL-プロリンの併用による治療が適切と判断される場合に限る)を効能・効果として発売した。
服薬アドヒアランスの向上などに期待
スージャヌ配合錠は、選択的にDPP-4を阻害し、活性型インクレチンを増加させることによる血糖依存的な血糖低下作用と、選択的にSGLT2を阻害し、腎臓でのブドウ糖再取り込みを抑制することによるインスリン非依存的な血糖低下作用を示す異なる2つの作用機序を有する。服薬アドヒアランスの向上と長期にわたる安定した血糖コントロールの維持・改善に寄与することが期待されている。
同剤の製造販売元はMSD、発売元はアステラス製薬となる。医療機関への情報提供活動については、MSD、アステラス製薬、寿製薬株式会社(アステラス製薬と販売提携)が共同で行う。
▼関連リンク
・MSD株式会社 ニュースリリース