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ミトコンドリア病の新たな治療法確立を目指し、共同研究を開始-ベーリンガー

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2018年05月23日 AM11:45

一般社団法人「」と共同研究契約を締結

日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社は5月21日、一般社団法人「こいのぼり」と共に、ミトコンドリア病の有効な治療方法の確立を目指し、特定の技術に関わる共同研究契約を締結したことを発表した。こいのぼりは、希少・難治性疾患に対する新しい治療法を開発するべく設立された非営利団体。

ミトコンドリアは細胞の中にある小器官で、体内のエネルギーの90%以上を産生している。ミトコンドリア病は、ミトコンドリアの働きが低下することが原因である病気で、厚生労働省から指定難病に指定されている。ミトコンドリア病にはさまざまな病態が知られており、特にエネルギーを多く必要とする神経、筋、心臓などの臓器に強い症状が出る。現在、各臓器の症状に合わせた対症療法が行われているものの、決定的な治療法は未だ見つかっていない。

産学官の共同研究開発で、治療薬の上市を目指す

ベーリンガーは、こいのぼりが運営するミトコンドリア病および関連疾患の治療法開発をめざした社会的創薬事業である「」に参加し、特定の技術における共同研究を通じてミトコンドリア病の新たな治療法を開発することを目指していく。

7 SEAS PROJECTは、希少疾患ミトコンドリア病の有効な治療法のための研究開発活動から、人の健康に対する科学的理解の増進を通じて社会貢献を目指す社会的創薬事業。現在8つの国内大学と共同研究を行い、9つの創薬プロジェクトを推進している。両者は今後も産学官とのさらなる共同研究開発を展開し、ミトコンドリア病の治療薬の上市を目指していきたいとしている。

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