岩手県薬剤師会に所属する保険薬局で受け付けた院外処方箋のうち、10.5%が後発品への変更不可処方箋だったことが、千葉大学大学院薬学研究院と岩手医科大学薬学部の調査で明らかになった。後発品がない先発品にも変更不可の指示が出ている処方箋が3割以上あり、理由もなく機械的に変更不可を指示している可能性も考えられた。
19日に盛岡市内で開かれた日本病院薬剤師会東北ブロック第8回学術大会で、千葉大学薬学研究院社会薬学の櫻田大也氏が発表した。櫻田氏ら研究グループは、岩手県薬に所属する全保険薬局について、薬局で受け付けた院外処方箋に含まれる後発品への変更不可処方箋の割合を調べた。対象期間は昨年1月23日~3月17日の任意の1週間。