■東薬大など調査
日本型リフィルの潜在的な対象患者は全体の13.8%に達することが、東京薬科大学情報教育研究センターなどの調査で明らかになった。調剤薬局チェーンの薬樹の155薬局に来局した全ての患者を対象に、1年間に180日以上、同じ医薬品の継続処方を受けている慢性疾患の患者の割合を算出したところ、13.8%となっていた。見かけの服薬アドヒアランスは良好だった。同センターの土橋朗教授は、これらの患者は医師の指示によって最大3回まで分割調剤を行う日本型リフィルの対象になり得るとしている。
調査は、2016年4月1日から17年3月31日までの1年間に、薬樹の155薬局に来局した患者24万9697人の中から、14日以上の処方箋で同じ医薬品を2回以上処方された患者を抽出した。