薬学教育評価機構は、2017年度の6年制薬学教育評価を専門分野別に行った結果をまとめた。昨年度の対象となった愛知学院大学、岩手医科大学、大阪大学、高崎健康福祉大学、帝京大学、東京大学、長崎大学、長崎国際大学、日本大学、北海道科学大学(旧北海道薬科大学)、明治薬科大学、安田女子大学、立命館大学の13校全てで評価基準に適合と認定されたが、複数の大学に対して入学者選抜や卒業研究に試験を課していること、不十分な研究時間などの問題点を指摘。早急に適切な改善措置を講じるよう求めた。認定期間は2025年3月31日まで。
今回、昨年度の評価対象となった13校の薬学教育プログラムについて評価を行った結果、全ての大学で適合と認定された。ただ、適合と認定された大学のうち、高崎健康福祉大学に対しては、卒業研究に試験を課していることを「極めて重大な問題」と指摘。早急に適切な改善措置を講じ、対応状況に関する報告書を改善が認められるまで毎年提出することを求めた。