■規制改革会議がヒアリング
政府の規制改革推進会議は27日、都内で「オンライン医療の推進」をテーマに公開ディスカッションを行った。薬機法で対面の服薬指導を義務づけている中、診療から処方箋医薬品の授受まで、テレビ・電話などの情報通信機器を用いた「一気通貫のオンライン医療」を進めるべきとの意見が相次いだが、厚生労働省は「必要十分な実施基準を決めてから国家戦略特区の中でチャレンジしてもらう」とし、特区以外の導入には慎重な姿勢を示した。
オンライン医療をめぐっては、診療は「非対面」が認められているものの、服薬指導は対面を原則としており、この日のディスカッションでは診療から服薬まで一貫してオンラインで完結する在宅医療を実現するための課題と方策を議論した。