日本薬学会は25日、金沢市内で代議員総会を開き、2019~20年度の次期会頭に副会頭の高倉喜信氏(京都大学大学院薬学研究科教授)が就くことを承認した。任期1年の18年度新任副会頭としては来年3月20日から千葉市で開く第139年会の組織委員長を務める牧野公子氏(東京理科大学薬学部教授)を選出。新たな会員区分として海外会員を設置することも承認した。
あいさつした現会頭の奥直人氏(静岡県立大学薬学部教授)は「会頭になって1年間様々なことを考えながら取り組んできた。次の1年は、もう少し変えられるところがあれば、みなさんの意見を聞きながら変えていきたい」と言及。「薬学に属する方々が研究、教育、創薬など様々な分野で活躍するために薬学会は何をできるのか、どういうことをサポートできるのかを考えながら、少しでも役立つ薬学会にしていきたい」と語った。