厚生労働省は7日、2018年度から試行導入する費用対効果評価について、ギリアド・サイエンシズのC型慢性肝炎治療薬「ソバルディ」、小野薬品の抗癌剤「オプジーボ」など対象7品目の評価結果を、中央社会保険医療協議会総会で公表した。製薬企業の分析と専門家による再分析を行った結果、「オプジーボ」と中外製薬の抗癌剤「カドサイラ」の2品目については、4月から薬価を引き下げる価格調整が行われる。
費用対効果評価を行う既収載品の対象品目に指定されたのは、類似薬効比較方式で算定されたC型慢性肝炎治療薬「ソバルディ」、類似薬の「ハーボニー」(ギリアド・サイエンシズ)、「ヴィキラックス」(アッヴィ)、「ダクルインザ」(ブリストル・マイヤーズ)、「スンベプラ」(同)の5品目、原価計算方式で算定された抗癌剤「オプジーボ」(小野薬品)、「カドサイラ」(中外製薬)の2品目の計7品目。