医療連携を主に人事交流など人材育成も
地域医療機能推進機構(JCHO)と国立がん研究センター中央病院(NCCH)は2月26日、医療・教育・研究などに関わる連携・交流を促進する包括協定を締結し、同機構本部において調印式を行ったと発表した。
画像はリリースより
同協定は、がん患者が治療を続けながら地元で暮らせるよう、同センター中央病院と、全国に57の病院や訪問看護ステーションなどを持つ同機構との医療連携を主としつつ、治験や臨床研究などの研究分野の連携、研修や人事交流など人材育成も含めた包括連携。同センター中央病院としては、全国的な病院グループとの包括連携は初めてであり、同機構もこのような包括連携を結ぶのは初めて。
地元で安心して療養できる体制を構築
医療連携としては、全国から同センター中央病院に集まった患者が同院での治療を終了した後、幅広い疾患に対応できる同機構の病院が在宅医療やリハビリなど必要な治療を提供することで、地元でも安心して療養できる体制を構築するという。
人材育成では、同センター中央病院において同機構の職員(医師、看護師、薬剤師、放射線技師、臨床検査技師など)が専門的な研修を受け、がん医療に関する知識を深めることで、地域の医療発展に貢献することを目指すとしている。
なお、将来的には、がん医療に必要な情報を適切に共有できる連携システムの構築を予定しているという。
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