政府の規制改革推進会議「医療・介護ワーキンググループ」は20日、遠隔診療の実態について、タブレット端末を用いた遠隔診療を実践している福島県南相馬市の小高病院からヒアリングを行った。看護師を派遣することで患者の状態を聞き出しやすい診察を進めている一方で、遠隔で服薬指導できないことが患者の負担になっている現状を指摘。委員からも、遠隔による服薬指導の導入を求める声が相次いだ。
南相馬市小高区は、東日本大震災以降に高齢化が急速に進み、高齢化率が50%を超えている。そのため小高病院は、外来・訪問・遠隔を組み合わせた診療を提供している。