2016年度診療報酬改定により新設された「かかりつけ薬剤師指導料」は届け出は約50%に達しているものの、実際の算定については46%にとどまっている。また、同点数については算定、非算定にかかわらず3割以上の薬局が“不満”と評している。“満足”は算定薬局で約2割、非算定薬局ではわずか4%だった。一方、約4割の薬局で“電子お薬手帳”に対応済みとなっている。薬事日報恒例の全国保険薬局調査(17年10月末時点)で明らかになった。調査は全国の保険薬局から無作為に抽出した3000軒に実施、587軒から回答が得られた。
今回の調査は改定2年目における主な事項についての推移を中心に行った。主な調査項目は前回と同様に、▽店舗環境・施設基準など▽後発医薬品への対応▽薬学的管理料の状況・その他――を取り上げた。