インスリンデグルデクとの初の大規模直接比較試験
仏サノフィ社は12月4日、「Toujeo(R)」について、インスリンデグルデクとの初の大規模直接比較試験「BRIGHT試験」において主要目的を達成したと発表した。
Toujeoは、糖尿病患者において優れた血糖降下作用を示すだけでなく低血糖リスクが少ないことが、いくつかの試験で報告されている。日本国内では「ランタス(R)XR」のブランド名で製造販売されている。
詳細な結果は2018年の発表予定
BRIGHT試験は、Toujeo(インスリングラルギン300単位/mL)とインスリンデグルデクの有効性と安全性を評価する初の無作為化直接比較試験。経口糖尿病薬のみまたは経口糖尿病薬とグルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)受容体作動薬の併用でHbA1cの低下が得られなかった2型糖尿病の成人患者929例を対象とし、追跡した。
同試験は、Toujeoの血糖値(HbA1c)低下効果がインスリンデグルデクと同等か否かを検討することを主要目的として実施された。副次目的は、有害事象を経験した患者の割合、試験中に低血糖イベントを経験した患者の数および低血糖イベントの発現率。なお、同試験の詳細な結果は、2018年に発表する予定。
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・サノフィ株式会社 プレスリリース