厚生労働省は8日、後発品319品目を薬価基準に収載する。初の後発品収載は、高血圧治療薬「イルベサルタン」(アバプロ=大日本住友製薬/イルベタン=塩野義製薬)など8成分66品目。先発品メーカーから特許使用の許可を得て後発品として発売するオーソライズドジェネリック(AG)は、イルベサルタンと抗アレルギー薬「ベポタスチンベシル酸塩」(タリオン=田辺三菱製薬)の2成分が収載される。新規収載希望が10品目を超えた内用薬を先発品の「0.4がけ」とするルールの適用はなかった。
今回、薬価収載の希望品目は341品目だったが、安定供給上の不安や製造準備が整わなかったことにより22品目が取り下げられたことから、最終的に50社の67成分111規格319品目が収載された。
収載状況の内訳を見ると、内用薬が52成分82規格279品目、注射薬が9成分18規格22品目、外用薬が7成分11規格18品目となった。