東南アジア諸国での開発、販売権の独占的オプション権を取得
あすか製薬株式会社と米TesoRx Pharma LLCは12月1日、TesoRx社が米国で開発中の新規経口ウンデカン酸テストステロン剤「TSX-011」(旧開発コード:THG-1001)の日本での開発および販売に関する独占的な提携契約について、新たに東南アジア諸国を加える等の変更を加えた修正提携契約を締結したことを発表した。
あすか製薬とTesoRx社は同剤について、日本における開発および販売に関する独占的な提携契約を2016年12月28日付に締結。今回の追加提携により、あすか製薬は日本に加えて、韓国、シンガポール、タイ、台湾、ベトナム、フィリピン等の主要東南アジア諸国でのTSX-011の開発および販売権に関する独占的なオプション権を取得する。
開発中の経口テストステロン剤の開発・販売権も
今回、あすか製薬はTesoRx社が開発中の男児体質性思春期発育遅延(CDGP)の治療を目的とした経口テストステロン剤の開発および販売権に関する独占的なオプション権も併せて取得。追加提携には、開発マイルストーンおよびロイヤルティ支払いが含まれるが、契約一時金は発生しない。あすか製薬は、今回の追加提携と同時期にTesoRx社へ出資する。
TesoRx社は、Western University of Health Sciencesとの共同研究を通じて、2010年に設立した非上場の製薬企業。専門領域でのアンメットメディカルニーズ解決のため製品化を迅速に進めることに注力しており、保有するプロリポソーム型ドラッグデリバリー技術を活用して泌尿器領域、がん領域における新規製剤の開発を行っている。
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・あすか製薬株式会社 ニュースリリース