国立国際医療研究センターと東京薬科大学は21日、臨床研究と高度な薬剤師育成を協力して進める連携協定を結んだ。感染症領域を強みとする同センターの職員が連携教授として大学院生の研究指導を行う一方、同センター薬剤部のレジデントやスタッフが働きながら4年間の連携大学院に進学し、博士号を取得できるのが特徴。6年制大学院博士課程で臨床現場の課題をテーマに研究を進めると共に、レジデントが薬剤師業務と研究を同時に学ぶことにより、高度な知識と技能を備えた若手薬剤師の育成を目指す。
今回の連携協定により、同センター薬剤部、国際感染症センター、臨床研究センターの職員と、東薬大の薬事関係法規教室、病原微生物学教室、社会薬学教室の教員が連携し、薬剤耐性菌(AMR)対策などの感染症やレギュラトリーサイエンスに関する共同研究を進める。