医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【京都桂病院】吸入デバイス、薬剤師が選択-患者指導から一歩踏み出す

【京都桂病院】吸入デバイス、薬剤師が選択-患者指導から一歩踏み出す

読了時間:約 2分15秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2017年11月17日 AM10:30


■PBPMの枠組みで実現

京都桂病院は、新たに吸入療法を開始する安定期慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の吸入デバイスの選択を薬剤師が受け持つ「プロトコールに基づく薬物治療管理」()を2016年4月から実施している。通常は医師が吸入デバイスを選択するが、限られた診療時間内で様々な種類の中から最適なものを選び出すのは容易ではない。薬剤師が外来でCOPD患者との面談に時間を費やし、事前に医師と合意した基準に沿って最適な吸入デバイスの選択を行うことで、治療効果が高まると期待している。その効果を検証する臨床試験を並行して進めており、2018年度には結果を公表できる見込みだ。

気管支喘息やCOPDの治療には主に、エアロゾルやドライパウダーとして薬剤を直接吸い込む吸入療法が実施されている。薬剤と装置が一体化した吸入デバイスを用いるが、患者がうまく使えなければアドヒアランスは低下し治療効果が弱まってしまう。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【東海大グループ】日常診療に漢方処方87%‐医師半数「証」考慮せず
  • 【文科省審議会】加計学園は定員割れ改善を-千葉科学大薬の現状指摘
  • 【NPhA調査】「在宅24回以上」が壁に-地域支援加算の施設基準
  • 【厚労省】ドラッグロスの78品目公表-開発困難事情など連絡を
  • 【厚労省】条件付承認「積極検討を」-通知一部改正で活用促す