かかりつけ薬剤師の評価に関する2016年度診療報酬改定の影響を検証した17年度調査の報告書がまとまった。保険薬局調査によると、前回改定の目玉である「かかりつけ薬剤師指導料」の同意取得数は平均28.2人と処方箋受付回数の約2%にとどまったが、届け出薬局の7割が「丁寧な服薬指導ができるようになった」と回答。患者調査では、薬の一元的把握についてが8割と最も効果を実感していることが分かった。かかりつけ薬剤師を持ちたいとの意向を持つ患者も約6割に上るなど、かかりつけ薬剤師が好感されていることがうかがえた。10日の中央社会保険医療協議会総会で了承された。
保険薬局調査結果などが議論された中医協総会