厚生労働省は1日、高齢者の多剤服用(ポリファーマシー)を是正するための「高齢者医薬品適正使用ガイドライン」作成に向けた作業部会の初会合を開いた。ガイドラインについては、まずポリファーマシー対策に関する包括的なガイドラインをまとめた上で、専門領域別や領域横断的な病院機能別のガイドラインを検討していく2段階の作成案を了承した。2017年度末をメドに包括的なガイドラインを作った上で、さらに調査と分析を加え、2018年度末に専門領域別、領域横断的な詳細なガイドラインをまとめる。
厚労省は、ガイドラインの作成に当たって必要な新たな調査分析に時間と費用がかかる一方、関連学会のガイドラインで既に一定のコンセンサスが得られたものがあることから、2段階に分けてガイドラインを作成する案を示した。