厚生労働省の「医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議」は26日、既に要望が上がっていたスイッチOTC薬の候補となる5成分を評価した。ドライアイ薬「ヒアルロン酸ナトリウム」、急性胃炎薬「レバミド」、関節痛薬「メロキシカム」、アレルギー薬「フルチカゾンプロピオン酸エステル」の4成分については、スイッチ化が妥当とされたが、緊急避妊薬「レボノルゲストレル」については「不可」と判断された。今後、スイッチ化が見送られた「レボノルゲストレル」も含め、一般からの意見募集を実施。寄せられた意見をもとに、11月15日に開催予定の同会議でスイッチOTC化の妥当性を確認する。
スイッチOTC化の新スキームは、学会、団体、消費者などから随時候補成分を受け付け、医学会などの意見を聞いた上で、評価会議で一般用医薬品に転用することの妥当性を科学的に検証していくというもの。