医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【私立薬大協17年度調査】3年連続で志願者減少-入試倍率は9倍で高止まり

【私立薬大協17年度調査】3年連続で志願者減少-入試倍率は9倍で高止まり

読了時間:約 2分6秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2017年07月14日 AM10:30


■広がる大学間格差、2極化も

日本私立薬科大学協会がまとめた2017年度の私立薬科大学()入学志願者調査の結果、入学志願者数は10万0604人と前年度に比べて4461人少なく、3年連続で減少した。志願者数が増え続けていた薬学人気がピークを越え、一転して減少傾向が続いている。募集数に対する入試倍率は、8.8倍と前年度より低下したものの、依然高い水準を維持。ただ、入試倍率は1倍台から30倍台まで大きな開きがあり、人気大学の2極化が進んでいることがうかがえた(表参照)

表:2017年度私立薬系大学の入学志願者状況

調査は、私立薬大協加盟の57校(徳島文理大香川を含む)を対象に実施されたもの。今年度の定員は1万1397人と前年度の1万1309人から88人と若干増加。6年制学科は1万0692人、4年制学科は705人となった。また、募集数は一般が7277人、推薦が3953人となり、昨年度に比べて一般と推薦共に募集数は若干減少し、合計でも1万1230人と昨年度より減少した。

志願者数は、一般8万6247人(前年度9万0367人)、推薦1万4357人(1万4698人)、合計で10万0604人と昨年度から4461人減少した。志願者数は、15年度から減少に転じていたが、その傾向が続いており、過熱した薬学人気の反動から落ち着きを見せつつあるようだ。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【福岡厚労相が会見】ラグ・ロスの解消に意欲-官民一体で取り組む課題
  • 【安定確保策会議】承認書と相違44%で確認-後発品自主点検結果を公表
  • 【薬局団体連絡協議会】「リスト化で会員増」2割-地域薬剤師会の再編提言
  • 【消費者庁部会】紅麹問題でGMP指針改正-微生物原材料の食品対象
  • 【エーザイ】レカネマブ欧承認勧告-ApoEε4ホモ接合を除外