■20年度開始、来年3月に確定
薬学教育評価機構は、2020年度から開始する第2期の薬学教育第三者評価に向け、評価基準の改定案をまとめた。卒業認定や入学者の受け入れに関する方針など三つの方針に基づき、自己点検と評価を実行する大学内部の質保証と学修成果の評価を重視しているのがポイントで、基準項目をスリム化すると共に、第1期で指摘が多かった点を重点的に評価する内容に見直す。改定案は、関係者からの意見募集を踏まえ、来年3月に確定する。
第1期の第三者評価では、薬剤師国家試験対策が卒業試験を圧迫していることや自己点検が十分に機能していないこと、学修成果の総合的な評価が不十分であることなどへの指摘が多かった。