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Glecaprevir/Pibrentasvir、日本人HCV対象P3試験でGT1~3型に高いウイルス学的著効を達成-アッヴィ

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2017年06月20日 PM02:15

治療選択肢が限られるHCV患者の新たな選択肢として期待

アッヴィ合同会社は6月9日、すべてのC型肝炎ウイルス((GT1~6型)の治療薬として承認申請中の、リバビリン非併用、パンジェノタイプの「/Pibrentasvir(G/P)」の日本人HCV患者を対象とした第3相試験で、GT1~3型について高いウイルス学的著効()を達成したと発表した。同結果は、第53回日本肝臓学会総会で発表されている。

現在、GT2~6型のHCV患者に直接作用型抗ウイルス薬()治療を行う際は、リバビリンとの併用が求められているが、中等度から重度の腎機能障害の患者に対してリバビリンは禁忌となっている。また、少なくとも1剤のDAAを含む治療を行っても治癒しなかったGT1型・GT2型の患者については、日本での治療の選択肢が限られている。

DAA既治療のGT1・GT2で94%、GT3で83%がSVR12を達成

今回、8週間のG/P投与により、重度の腎機能障害を持ち、代償性肝硬変を有しないGT1型とGT2型のDAA未治療HCV患者で、100%(n=10/10)が投与終了12週後のSVR12を達成。さらに、G/Pの12週間投与により、代償性肝硬変を有するもしくは有しない、DAAによる前治療で治癒しなかったGT1型とGT2型のHCV患者では94%(n=31/33)、代償性肝硬変を有するもしくは有しないGT3型のHCV患者では83%(n=10/12)がSVR12を達成したという。DAA既治療群では、1名の患者が治療中にブレークスルーを経験し、1名の患者が治療終了後に再燃。GT3型HCV患者群では2名が再燃したという。

また、8週間のG/P投与による代償性肝硬変を有さないGT1型またはGT2型のHCV患者について、すでに発表されているSVR12(GT1:99%、GT2:98%)に加え、それぞれ98%(n=127/129)、そして94%(n=85/90)がG/P投与終了24週後のSVR24を達成したことが示された。なお、G/P投与終了後12週から24週の間で新たなウイルス学的治療不成功は認められなかったという。

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