医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > 腸内細菌由来の治療薬の研究開発でカナダ・NuBiyota社と戦略的提携を締結-武田

腸内細菌由来の治療薬の研究開発でカナダ・NuBiyota社と戦略的提携を締結-武田

読了時間:約 53秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2017年04月18日 PM02:15

Microbial Ecosystem Therapeuticを活用した腸内細菌由来の治療薬の研究開発

武田薬品工業株式会社は4月11日、カナダのNuBiyota LLCと、消化器系疾患を対象に、NuBiyota社が有するMicrobial Ecosystem Therapeuticを活用した腸内細菌由来の治療薬の研究開発に関する戦略的提携を締結したと発表した。

NuBiyota社のMicrobial Ecosystem Therapeuticは、既に臨床試験実施可能段階にある腸内細菌由来の生菌カクテル製剤。今回の契約に基づき、NuBiyota社は、武田薬品から契約一時金を受領するとともに、開発・承認・販売のタイミングに応じたマイルストンおよび売上に応じたロイヤリティを受領する。

消化器系疾患を対象とした腸内細菌由来の経口治療薬の研究開発を推進

両社は連携して、NuBiyota社の有する腸内細菌に関する基盤技術を活用し、消化器系疾患を対象とした腸内細菌由来の経口治療薬の研究開発を推進していく予定。腸内細菌群ならびに腸内細菌由来の生理活性物質を探索し、消化器系疾患の治療にどのように腸内細菌研究を応用できるか検討するという。

今回の提携を通じ、腸内細菌をベースとした治療法の評価を実施することで、消化器系疾患における腸内細菌の役割を一層深く理解できるものと期待が寄せられる。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • ジョンソン・エンド・ジョンソン 肺がん領域に初参入
  • レポトレクチニブ「がん細胞が耐性を獲得しにくく、長期使用に期待」
  • 2025年1月より社長交代で新たな体制へ‐アレクシオンファーマ
  • ミリキズマブの炎症性腸疾患に対する長期持続的有効・安全性データを公開-リリー
  • 転移性尿路上皮がん、一次治療における新たな選択肢への期待