医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > 抗MMP-9抗体「CALY-001」について、Calypso Biotech SAとのグローバルライセンス契約を締結-EAファーマ

抗MMP-9抗体「CALY-001」について、Calypso Biotech SAとのグローバルライセンス契約を締結-EAファーマ

読了時間:約 53秒
2017年04月03日 PM02:00

新規作用機序の炎症性腸疾患治療薬として開発を開始

エーザイ株式会社の消化器事業子会社であるEAファーマ株式会社は3月30日、スイスのCalypso Biotech SA(カリプソ社)と、抗マトリックスメタロプロテアーゼ-9(MMP-9)完全ヒトモノクロ―ナル抗体(コード:)について、全世界における独占的な開発・製造・販売に関するライセンス契約を締結したと発表した。

CALY-001は、活性化されたMMP-9に選択的に結合し酵素活性を阻害する抗MMP-9抗体。消化管の組織傷害および炎症を抑制する新規作用機序の炎症性腸疾患()治療薬として、新たな選択肢となることが期待されている。

EAファーマには全世界・全適応症における独占的な開発、製造、販売権

今回の契約に基づき、EAファーマはCALY-001に関する全世界・全適応症における独占的な開発、製造、販売権を有し、IBD治療薬としての開発を開始する。なお、同契約によりEAファーマはカリプソ社に対して、契約一時金、マイルストン、ロイヤルティを支払うという。

カリプソ社は、スイスを拠点とするバイオテクノロジー企業で、消化器領域における新たな抗体の研究開発に注力している。2013年にメルク社のコーポレートベンチャーキャピタルであるメルクベンチャーズによる資金提供により、メルク社からスピンアウトして設立された。

 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • エピソード記憶能力を誰でも簡単に計測可能なスマホアプリ、特許取得-富山大ほか
  • ウゴービ電子添文改訂、 MACE発現リスク20%低下示したP3データ反映-ノボ
  • 炎症性腸疾患に対するduvakitugの有効性・安全性の追加データ発表-仏サノフィほか
  • ミリキズマブ投与のIBD患者、多くが2年後も臨床的寛解/内視鏡的改善を維持-米リリー
  • DMDのエクソン44スキップ薬、医師主導治験でジストロフィン発現を確認-NCNPほか
  • あなたは医療関係者ですか?

    いいえはい