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コセンティクス、休薬中に悪化した皮膚症状が投与再開後速やかに寛解-スイス・ノバルティス

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2017年03月24日 AM11:45

投与再開後に抗セクキヌマブ抗体が認められず

スイスのノバルティス社は3月6日、「(R)」(一般名:)を投与された中等症から重症の乾癬患者において、休薬中に悪化した皮膚症状が投与再開後速やかに「」または「ほぼ寛解」(PASI90~PASI100)に回復することを示す新たな解析結果を発表した。また、投与再開後に抗セクキヌマブ抗体が認められなかったことも示された。これらの結果は、米国で開催された2017年度米国皮膚科学会(AAD)年次総会で発表された。

コセンティクスは、乾癬による皮膚症状の主要因とされているサイトカインIL-17Aを特異的に阻害する、ヒト型の標的治療薬。これまでのデータから患者のほぼ80%で皮膚症状の高度かつ持続的な「寛解」または「ほぼ寛解」が得られることが示されている。

今回の報告によると、同剤300mgを1年間投与してPASI75の効果が得られた後、治療を中断して悪化した患者(n=136)にコセンティクスを投与再開したところ、16週目までに94%の患者がPASI75を回復。前治療でPASI90を達成した患者(n=117)の79%がPASI90を、前治療でPASI100を達成した患者(n=67)の67%がPASI100を回復した。また、これまでの試験と同様に望ましい安全性プロファイルを示した。さらに、この解析において抗セクキヌマブ抗体を発現した患者は認められなかったとしている。

患者と医師、安心して治療中止を検討できる

従来のデータから、断続的な投与と比較して継続投与でより優れた効果が示されているが、中には治療を一時中断(休薬)する患者がいる。今回の結果は、休薬後に悪化した乾癬患者の多くでコセンティクスの投与再開後わずか16週間で休薬前と同等の有効性が得られることを示している。また、乾癬に対する多くの生物学的製剤では、長期に投与すると徐々に有効性が低下する免疫原性が生じることがあるが、同試験結果ではコセンティクスでは免疫原性がほぼないことが示された。

今回の解析結果は、何らかの理由で治療を中断しても同剤では再び速やかに皮膚症状が改善することを示しており、患者と医師は安心して治療の中止を検討できると、同社は述べている。

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