■薬食審調査会で了承
薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会は24日、セルジーンの多発性骨髄腫治療薬「レブラミド」(一般名:レナリドミド)と「ポマリスト」(一般名:ポマリドミド)の管理や使用方法などを定めた適正管理手順(RevMate)の改定案を了承した。昨年、入院患者への誤投与が相次いだことを受けたもので、他の薬剤と区別して管理することや配薬時の本人確認をすることなど、外来患者だけでなく、入院患者への誤投与回避を重視する内容に改めた。
レブラミドとポマリストをめぐっては、昨年7月に患者の薬袋に患者名を記載しなかったことなどから、本来の患者とは別の人にレブラミドを誤投与する事故が発生。健康被害は発生しなかったものの、8月に厚生労働省は、手順書の確認や必要な安全管理対策を行うことなどを求める通知を発出した。