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不眠症治療剤・麻酔導入剤「フルニトラゼパム」の国内権利を承継-エーザイ

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2017年01月18日 PM12:45

エーザイが「」、中外製薬が「」のブランド名で販売

エーザイ株式会社は1月16日、スイスのF. ホフマン・ラ・ロシュが保有する不眠症治療剤・麻酔導入剤「フルニトラゼパム」(一般名)の日本向け原薬製造権、ならびに中外製薬株式会社が日本で販売中の「ロヒプノール(R)」の製造販売承認を、エーザイが2社より移管・承継することに関して3社が合意し、契約内容が発効したことを発表した。

フルニトラゼパムは、ロシュ社が開発したベンゾジアゼピン系化合物。経口剤は不眠症や麻酔前投薬として、注射剤は全身麻酔の導入や局所麻酔時の鎮静に係る適応で使用されている。日本においては、ロシュ社より供給されたフルニトラゼパム原薬を用い、エーザイと中外製薬がそれぞれ製剤化し、エーザイが「サイレース(R)」、中外製薬がロヒプノールのブランド名で販売を行ってきた。

製造販売承認の承継・販売移管は2017年4月1日を予定

今回の契約に基づき、日本において、同剤の原薬製造に関する権利および知的財産権が中外製薬とロシュ社からエーザイへ承継される。その対価として、中外製薬とロシュ社は、エーザイから契約一時金を受領する。中外製薬からエーザイへのロヒプノールに関する製造販売承認の承継ならびに販売移管は2017年4月1日に行われる予定。

エーザイと中外製薬は円滑な原薬製造の移管ならびに製造販売承認の承継と販売移管に向けて協働していくとしている。

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